考察
考察という程の大げさなものではないが、物語の謎を読み解く、あるいは過去作との繋がりを思い出す手助けになれば。
見落としている情報や、そもそもの解釈違いがある可能性もあるので予めご了承ください。
※このページは今作及び過去作のネタバレを多く含みます。
- カデーナの館地下にある謎の文章
- カデーナの館の地下、そのB5にあるコンピュータには意味深な歯抜けの文章がある。どうやらカデーナの一族である誰かが残した文章のようだが…
- 主人公のメモ?
- 遺棄された施設の主人公が閉じ込められていた部屋には変な字で書かれたメモがある。少なくともラビィの知る言語では無いようだが…
- 「歯車の街、アトライン」との繋がり
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今作は同作者のフリゲ作品「歯車の街、アトライン」と多くの繋がりを持つ。
- ストーリーに関して、ラスボスの目的やその力の源、主人公がその影響を受けない異端者である点など共通点が多い。
- 古き時代の街、太陽灯、巨大迷路、世界隔壁、紫咲谷などのマップ。
巨大迷路には何者かからの助言があるがその主は不明。 - 異端者の黒帽子、異端者の黒衣、小さな歯車、歯車の部品などのアイテム。
- アレクタール荒野には次元列車のレールだったと思わしき跡地がある。
また、再生力の高い蠢く枯れ木の魔物がいたという古い冒険者の記録が残っている。 - 晴れ渡る山=炎上する左山(アトライン)
- 凍結する山=凍結する右山(アトライン)
頂上にはアトライン登場人物が書いたと思われる石碑が存在する。 - 万象の母=ユリス(アトライン)
- 拒絶の崖でのミニゲームのような小ネタも多々有り。
- ウィルセン・メーサ
- 「歯車の街、アトライン」に登場する太陽灯の管理者。賢人衆総帥デュロームが騙っているメーサという名はこの人物から取ったのだろう。
過去にリリアとリースの世話をしたメーサとはおそらくこの人のことだと考えられる。また、それを前提にするとアニサの先祖はウィルセンの友達だということになる。すなわちアトラインの登場キャラである可能性が高い。
- 旅人
- 漂流地帯で遭遇した冒険者。神話の存在の空想と戦闘をさせてくれる。その正体は不明。
私見
「魔法使い」「好奇心旺盛」「特徴的な口調」「不死の女神と浅からぬ縁がありそう」これらのことから、その正体はフリゲ作品常連のアークノアだと考えている。 各地を転々と旅していたことからも旅人という表現は自然であり、「Liberty Step」で登場した彼女が本人であるならばそれをきっかけに空想の魔法を編み出していても何らおかしくはない。
- 歴戦の赤猫 リファー・レッドキャット
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この世界では実在した古い冒険者として知られている様子。本人とは関係ないと言われているが名前を用いたリファー修練場も存在する。
「赤髪」「レッドキャット」「刀を得物とする」と共通点が多いリオーネとの関係が作中で語られることは無い。
封じられた悪夢の蜘蛛に関する書物にて「悪夢祓いの後継者がこの地に蜘蛛を封じた」との記録があるが関連は不明。
- リオーネ・レッドキャット
- 2019年04月01日に公開されたエイプリルフール企画作品の「シコ(シークエルコロニー)」では「赤猫のリオーネ」という敵キャラとしても登場する。また、竜王秘剣や瞬動殲滅剣などリファーと同じ技を使う。 これらのことからリファーとは血縁関係或いはそれに準ずる深い関連があると思われる。
- 市街地跡とマナ枯れの地の墓
- 市街地跡にある墓では「炎の魔物の日記」を、マナ枯れの地の墓では女神装備を拾うことが出来る。 一見遺品を供えたようにも見えるが少なくとも彼ら自身のものではないと明言されている。(公式Q&A)
- 不死の女神ラファータ
- 「ルインズワルド」の主人公ラニエ・ラファータ。パルガドール編にて度々名前が挙がる。漂流地帯にて戦うことが出来る神話の存在は彼女がモデルである。
様々な箇所で登場する「繋ぎとめる」という単語はルインズワルドのキーワードでもある。
神話としてその名が広く伝わっていたり「杖:四方世界の大杖」の解説文から読み取れるように、共に行動した旅人たちの中でもリーダー格であったことがわかる。
- この世界について
- 次作awakeで語られることになるが、この世界は複数に分かたれていた世界が不死の女神によって一つに繋ぎとめられ作り上げられたものである。
また、複数存在していた世界は元々一つであった。「剣:エスティーム」の解説文には「もとより世界は一つであり、後から散り散りになった」とある。「本:空想の地図帳」の解説文には「砕け散った世界を繋ぎ止める」とある。リリアがティレマに世界について尋ねられた際も同様のことを答えている。
- 黄昏岬の墓&誓いの死神
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黄昏岬には2つの意味深な墓がある。「ルインズワルド」では登場キャラであるカイツが同マップの同位置に弔われている。blightでも一方の墓はカイツのものと考えるのが自然だろう。
私見
もう一方の墓は同じくルインズワルドのロウのものであると考える。明確な根拠はないが敢えてカイツの墓の横に弔っているという点から関係が深い人物のものだと考えるのが自然だろう。その後は消去法。
誓いの死神に関しては、そのヌシ装備から考えると当然ルインズワルドに関連が深いと思われる。魔物図鑑の説明文にある彼の大切な役目(誓い)とはカイツの墓参りのことではないだろうか。永遠の鉱石、永遠の木材の説明文もこの説だとしっくりくる。もう一つの着眼点として二つの墓には可憐な花が供えられている。可憐な花はこの世界で素材としても使われているものである。鉱石や木材のように黄昏岬では全てのものが風化しないのかもしれないが、そうでなければ何者かが最近供えた可能性もあるのではないだろうか。尤もこれは妄想の域を超えないが。
- 鉄の都
- ティレマとの会話によって神話の時代からの建物であることが示唆されている。外観と警備ロボットの存在からして「Liberty Step」フラジェルムの屑鉄処理場、機械要塞、鋼鉄山あたりがルーツだろうか…?
- 謎めいた漂着物シリーズ
- 解説文にもあるようにこれらは異なる時代(作品)からやって来た武器である。
- 剣:エスティーム…解説文では不死の女神と世界について書かれている。
- 短剣:影の少女の短剣…「歯車の街、アトライン」「銀色の塔」他に登場するクロエルの武器。
- 斧:スラクピリラの大斧…スラク・ピリラは次回作awakeの登場人物。
- 槍:老騎士の槍…「銀色の塔」に登場するイーザスの武器。
- 格闘:リーチザリミット…(該当者は思いつきますがちょっと自信がありません)「Liberty Step」に登場する武器とのこと。
- 槌:千年剛槌…「歯車の街、アトライン」に登場するアガサの武器。
- 弓:エルラソウルズ…「エルラサーガ」に登場するリューナスの武器。
- 杖:四方世界の大杖…「ルインズワルド」集いの祠にて手に入る武器。
- 本:空想の地図帳…「Liberty Step」。