考察用メモ
前置き
※このページほぼ今作のネタバレで構成されています。
基本的にはゲーム本編で語られていない設定は各プレイヤーの想像に委ねられる形となっています。
(cf.公式Q&A)
このページの内容はあくまで一プレイヤーの勝手な解釈です。物語の謎を読み解く手助けになれば、という主旨のページです。
見落としている情報や、解釈違いがある可能性もあるので予めご了承ください。
人物
主人公
本作の主人公。
ウィル・アルシナートの分身のような存在?
稲束へ不快感を抱くのは、ストロウ病で肉体が崩れた我が子を想起させるからだと思われる。
ゲーム上では目隠しに対する言及や情報はほとんど無い。
酷い現実から目を背けたいという感情の現れだろうか?
ウィル・アルシナート
上位の夢魔であり館を覆う悪夢の原因。
イネル・アルシナート
元々は学力が劣っていた(cf.何者かの日記4)が、夢魔の力の影響で現在の能力になったと思われる。
ファイル「報告書」より夢魔であると分かる。
星芒形の瞳孔はストロウ病の初期症状。
ミセリ・アルシナート
元々は病弱で細く小さい体だった(cf.何者かの日記3)が、夢魔の力の影響で現在の姿になったと思われる。
ファイル「報告書」より夢魔であると分かる。
星芒形の瞳孔はストロウ病の初期症状。
アヴァ
ストロウ病の影響により死亡。幼い体では抵抗力が低く耐えられなかったのだと思われる。
ノラ・アルシナート
アルシナート一家の母親。
何者かの日記の筆者。
悪夢消滅後に死亡。
ガートルード・ロング
ファイル「ノラへの手紙」、ファイル「何者かの日記2」より、ノラの母親であることが分かる。
また、アルシナート一家が元々住んでいた村の村長。一家に館を紹介したのも彼女。
館に祈りの力があることを知って故意的に一家を館に住まわせた。
ゾラム
闇の中を徘徊する魔物。
ファイル「報告書」によれば、いずれかの夢魔が見せた存在である。
ケイスの考察によるとウィルが生み出したものではなく、主人公達を救おうとしていた。
従って、夢魔である姉妹が生み出したものであると考えられる。
父親を憂う子供たちの、彼を悪夢から目覚めさせたいという思いによって動いていたのではないだろうか。
磔の異形
赭の一輪により「神性」と呼ばれていた魔物。
ストロウ病の感染源であり、神性なる祈りとして利用されていた。
冒険者(ケイス・パールエッジ)
元々は魔物討伐の依頼を見て館へと赴く。その後ノラとの接触を経て、館で起こる事件の真実を知る方向へと目的を転換させたものと思われる。
過去作「アサイラム」「SEQUEL kludge」にも登場。
用語
ストロウ病
魔物のみに影響がある病。肉体が崩れたり、心を乱す幻を見せる。
魔物の性質が濃い、あるいは強力な魔物ほど影響が大きいと考えられる。※ウィルへの影響は大きく、姉妹への影響は小さい。
肉体が藁(=straw)のように崩れることから命名?
赭の一輪
魔物という種族自体を敵視し、救済と称してストロウ病の感染による駆除を行う集団。
ストロウ病の感染源である「神性」を道具として使用していた。
現在は活動しておらず神性のみが館に残っていた?
ベーレテリア
同作者の作品群であるSEQUELシリーズの世界に存在する大国。
Aルート(グッドエンド)の最後に目覚める人物は?
主人公はウィルの分身であり、ゲーム最終盤にてストロウ病の増悪で死亡したという仮定で考える。
ウィル本人説も考えたが当サイトでは主人公復活説を推すことにする。
主人公復活説
一度は死亡した主人公が復活したという説。
深みの部屋から脱出した経緯でも分かるように、夢魔(あるいはウィルとその子供の種)には強い願いを実現させる力があるものと思われる。
悪夢脱出直前から彼らは全員が揃って脱出することを願っており、脱出後も姉妹は主人公との再会を願っていることが分かる。
その願いを元に夢魔の力が現実にも影響を及ぼし、新たなる主人公の肉体を形成したのではないだろうか。
ウィル本人説
主人公は死亡したままで、ウィル・アルシナート本人がストロウ病から復活したという説。
挙げられる根拠としては主人公と最後の人物の髪色が違うということくらいか。
復活の理由を姉妹の夢魔の力のおかげだと考えるにしても、姉妹がウィルを思い出したという描写は無く、
深みの部屋で共に過ごした主人公を差し置いてというのも考えにくいか。
時系列
アルシナート一家が村に住んでいる。
彼らは村の皆にたびたび迷惑をかけていた。※ウィルは数少ない男故か問題をよく起こしていた?
↓
アルシナート一家が村を出る。
村長であるガートルード・ロングに紹介された館へと移り住む。
ガートルード・ロング氏は館にある祈りの力で魔物であるウィル(子供たちも?)の正体を暴き弱らせようとした。
ウィルの体調が変化し始める。
↓
アヴァが生まれる。
↓
ノラが瞳に現れた星芒形に気づく(ウィルの?)。
ウィル、イネル、ミセリ、アヴァが何かに苦しんでいる。※ストロウ病の症状。
ノラには影響無し。
↓
アヴァの容体が悪くなり、ウィルはアヴァを連れて町へと走る。
しかし、洞窟が塞がれ辿り着くことは出来ず、アヴァの体は崩壊してしまう。
ウィルだけが帰ってくる。
↓
ウィルは目覚めなくなり、姉妹は姿を消す。
※悪夢が作り出され、姉妹は悪夢の中に入った?
↓
長い時間が経過。
↓
館に住み着く魔物の討伐依頼が出される。
依頼を見た冒険者達(?)が館へとやって来てノラを助けようとするが、乗り気ではない。
しかしケイスは他の冒険者と違い力になってくれるかもしれないと手紙を出す。
↓
ゲーム本編スタート。
闇の中の探索を経て主人公と姉妹は悪夢から目覚める。
↓
悪夢が晴れる。
主人公がストロウ病の増悪により死亡。
姉妹は無事に悪夢から脱出。
ノラ・アルシナートが死亡。
ケイスが館の魔物に関する報告書を提出。
↓
ある程度の時間が経過?
主人公(?)が館で目覚める。
姉妹と再会。